0080【邂逅、もうひとつの始まり】

 二人が同時に倒れると言う形での決着を迎えた後直ぐスバルが到着。同時に、反対側からも二人組の少女がやって来た。明らかに無関係の通行人とは思えない状況に増援かと身構えるスバルに、少女の片割れが関西弁で敵対の意思は無い事と告げ、若武者の介抱に。暫く何か話していたようだが、話の終わりと共に突如若武者の姿がかき消えた。驚く倶利伽羅とスバルに、二人組は話し合いの場を求める。

 数分後、一行は和環中央湖のボート乗り場へとやって来た。「聞き耳」防止の為、霧が出ている湖の中央目掛けて漕ぎ出したボートが、船着き場から十数メートルほど離れた後、まず自己紹介から始める四人。

 ツインテールの関西弁少女は「瑞浪海珠(みずなみみたま)」、癖っ毛で内気そうな爆乳少女は「ベル=フライ」。一見揃って辛うじて普通の女子高生に見える二人だが、瑞浪一門と言えば日本拳法七大流派に数えられた総合格闘技の名門、海珠は宗家の生まれで現当主の孫娘、ベルは考古学を専攻する名門大学教授クラウス=フライの娘。そして、非日常に身を置く異能の者と言う共通点。

 若武者が消えた事について問われた海珠は、詳細は明かせないがあの若武者と一種の主従関係にあるとだけ答える。そして海珠は己の「はじまり」を語る。事の発端は、倶利伽羅が光臨したあの夜まで遡る。


  • 最終更新:2017-06-29 17:28:57

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