0069【歪む紫光】

 急ぎチームZの元へ向かうスバルにゲッちゃんは「殺しても死なないような野蛮人に心配など不要」と語る。だが彼女の心配はチームZそのものではなく、三人からもたらされる「被害」にある。地形が変わるどころか山そのものが無くなりかねない規模の破壊も十分に有り得る。そうなればいくら金を積んでも取り返しなどつかない。そこまで聞いてようやく事の重大さに気付き、青褪めるゲッちゃん。それ以前に放置された歪みが大地を腐らせ、この山は荒廃し人の住める環境から乖離、そうなれば最早別荘どころではない。そこまで言えばゲッちゃんを全力疾走させるには十分だった。

 一方、Zチームの三人は案の定歪みの存在になど気にもせず、ただただ押し寄せる鬼蟲を薙ぎ倒し続け、半ばハイになっていた。故にそこに到着した二人から歪みへの対処の為、戦闘を控えるよう言われて不満げに眉を潜めるのは無理からぬ話である。しかし、ゲッちゃんから「今からへし折った木の一本まで計算して賠償金を払わせる」と凄まれ、押し黙ってからはスバルを護衛する為の最小限の戦闘のみを行う事に。あくまで体術のみでの応戦に留めるが、それでも鬼蟲相手に引けは取らない戦いぶりであったが、いつの間にかグレちゃんだけは戦線離脱してゲームの続きに興じていた。

 その後、スバルによる浄化作業は順調に進み残り三つ、二つと減り、残るは最後の一個に。しかし、その最後に残った歪みが突然暗い青紫色に発光を始めたのである。


  • 最終更新:2017-04-07 20:34:10

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード