0066【分断】


 Zちゃんはスバルがわざわざバリアジャケットを今装着したのが不思議(自分はほぼ常時なので)なようだったが、装着・維持にも魔力が必要であり戦闘時のみ着用するのだと知り、何故か渾身のどや顔。頭数に入れていなかった護衛対象が戦力になるのはいい(自分が楽出来るから)と呟くグレちゃんだったが、結局は皆で戦う事になる。避難が完了したと執事から連絡を受け、ゲッちゃんは工事再開の為に鬼蟲の一掃を命じる。グレンダさんがその分の追加報酬は出るのかと訊ね、肯定の返事を貰えた事で珍しくやる気を見せた。そして、その様相を敵意ありとみなした鬼蟲は、誰に命じられる訳でもなく、怒涛の勢いで五人に向かって突進する。

 しかし、此処に居るのは誰もが人智・人力を凌駕する力を持ったロボットガールズ。躊躇無く踏み込み放つ鉄拳(ロケットパンチ・アトミックパンチ・スクリュークラッシャーパンチ)は、鉄パイプを凹ます程の硬度を持つはずの鬼蟲の脚をいとも容易く砕き折り、斬撃(マジンガーブレード・ダブルハーケン・ゲッタートマホーク)が断ち切る。そして電撃(サンダーブレーク・スペースサンダー)と竜巻(ルストハリケーン・グレートタイフーン)、熱線(ブレストファイヤー・ブレストバーン)と光線(ゲッタービーム)、重力波(反重力ストーム)が群れを一気に焼き払う。

 しかし、鬼蟲の数は減るどころかそれを吐き出す歪み自体が増えているようで、物量に押されいつしか一行は分断され散り散りになってしまう。まず歪みを消す必要があると判断したスバル。倶利伽羅に持たされた浄化用の聖水で自分の近くにあった歪みをまず消し、残っていた鬼蟲を全滅させる。今浄化を可能とするのは自分のみである為、先ずは他のガールズとの合流が不可欠として行動を開始する。



  • 最終更新:2018-08-14 17:12:50

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