0064【スバル vs Zちゃん】


 翌朝、二人は競うように作業。スバルが40キロを運べばZちゃんは45キロを運び、Zちゃんが数十センチの木の根を掘り出せばもう一人が1メートル超の切り株をひっこ抜く。他の作業員の仕事も奪いかねない勢いで二人はずんずん工事を進めていった(その間、チームZの二人は特に何もしていない)。昼の休憩直前で開墾作業に目処がつき、重機が使えるところまで作業が進んだ。工期の遅れを取り戻してなお数日分の釣りの来る働きと言う報告を聞いて駆けつけたゲッちゃん、スバルを専属作業員にスカウトしたいと告げる。

 提示された厚待遇を丁重にお断りするスバル。Zちゃんに「勿体無い」と言われるが、この世界の人間ではなく自分にしか成せない使命がある。此処に留まる訳には行かない。スバルがこう答えるのを解っていて、この話を持ち出したと言うゲッちゃん。自分達とは異なる雰囲気を持ち、自分達には決して見えない何かを見ている事に興味を持ち、つい試すような事をしたとの事。

 手渡しで大分色をつけたと言う報酬を差し出されるが、余りにも貰い過ぎだと受け取りを渋るスバル。ゲッちゃんはスバルに何らかの可能性を見出だし、それに対しての「先行投資」と言う。「気になるなら今度お茶会にご一緒して下されば」と言われ、半ば押し付けられるように受け取るスバル。一方、同等の働きをしたと報酬を求めるZちゃんにも仕方なくと言った様子ではあるが、珍しく損害らしい損害を出さなかったと評価しつつ報酬を手渡す。チームZの三人、そのえげつない金額に言葉を失う。


  • 最終更新:2017-04-07 19:25:17

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