0058【Shooting-Arts】

 夢ヶ丘は慢性的金欠病の為、食事は一日朝夕の二食。帰宅したスバルの全身に気迫が満ちているのを見た倶利伽羅、裏の洞穴に連れて行き、そこでの模擬戦を申し出る。今後仕事を手伝って貰うにあたり、作業方針を決める為に向き不向きや能力を把握しておきたいと言う名目だが、実際は自分が望む以上の能力を持ったトレーニングパートナーが現れて、少しでも早く手合わせをしたくてたまらない、と言うのが本音。

 願ってもない、と乗り気のスバル。実戦さながらの"喧嘩"がしたいと言う倶利伽羅の要望で魔力で編まれた戦闘服バリアジャケットを装着し武器であるリボルバーナックルも使用。だが倶利伽羅は手袋は外さず、痛みはあるが傷にはならない打神鞭を使う。

 倶利伽羅、脱いだ外套を放り上げる。それが合図と言う暗黙の了解の下、外套が地面にばさりと落ちる。瞬間、スバルが動いた。

 彼女の戦闘スタイルの根幹を成すのは「シューティング・アーツ」と呼ばれる格闘技。それをローラーブレード装着を前提とした特殊な技術として練り上げ魔法と組み合わせたものがスバルの戦い方。その挙動に不安定さは微塵も感じられず、昨晩剣士を殴り飛ばした膂力を自分に向けられた倶利伽羅、昨日響との戦闘もあってか「最近の十代女子はどうしてこうもおっかない?」と嘆く。


  • 最終更新:2017-04-06 15:55:57

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