0055【半分ずつのチョコレート】

 皆が寝静まった無人の夢ヶ丘。自分の領域に還れた事で元気になった倶利伽羅、いつの間にか制服に着替えていたスバルに、共闘の礼として手ずから焼飯とレバニラ炒めを振る舞う(調理場は鋼家の仕事で得た報酬で改装)。しかし、二人分のつもりで作った大量の食事は全て彼女の胃袋に収まってしまう。その食慾に唖然としながらも仕方無く余り物のチョコをかじる倶利伽羅(だが、チョコ好きのスバルの目線に抗えず、結局これも半分食べさせる羽目に)。

 食後、質問攻めのスバルに今日はもう休めと自身の寝床を提供。一刻も早く状況確認をしたいスバルだが押し込まれるように布団に入るや否や、睡魔の急襲を受け即座に眠りに堕ちる。寝息を聞き届けた倶利伽羅は、飢えに泣く胃袋を慰めるべく財布を握り締めて深夜営業の飲食店を求め街へ向かうのだが、疲労が食慾を増し予想外の出費になるのだった。

 翌朝、見知らぬ天井の下で目覚めたスバル。ここが異世界だと直ぐ思い出し、院の外へ。丘からの景色は大自然と科学が融合したような、一つの文明の到達点に見える。のどかだが、荘厳でもある和環の街並を堪能しているところを孤児に見つかり不審者呼ばわりされるスバル。そこに倶利伽羅が現れ、「我の助手だ」と紹介。精神年齢が近いからか、打ち解けるのは速かった。と言うか、最初から知り合いのようですらあったと言う。


  • 最終更新:2017-03-29 18:29:12

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