0047【閃光の如く】

 しかし今自分が命を救われた事など知る由も無い不良は、獲物が戻ってきたと息巻く。状況の見えない愚かさに堪忍袋の緒を引きちぎった倶利伽羅の鉄拳が飛ぶ。手袋越しで手加減もしたとは言え、一撃で戦意喪失した不良はその場で痛みに耐えかねてその場でもがき始める。

 仲間をやられた報復にと再度取り囲まれるが、剣士がどう動くか分からない状況故に倶利伽羅も冷静ではいられず、不良を文字通り叩き出す。流石に実力の差を理解したチンピラ達は、ようやく逃げ帰った。

 そして立ち上がった黒の剣士と一対一で対峙する倶利伽羅。三度目の正直と今宵での決着を宣言し、手袋を外す。大剣の衰弱付与・体力吸収の効果を警戒しつつ、最上階の異変にも気を配らねばならない為、挑むは短期決戦。

 しかし相手は前回より調子が良いらしく、初っ端から剣筋が冴えている。空振りを誘っても攻撃の隙が小さく、間合いを離せば「飛ぶ斬撃」が再度間合いを詰めるのを拒む。

 そこで倶利伽羅、掌中でマグネシウムを生成。燃えると強烈な閃光を放つ性質を利用した目眩ましに視界を奪われ錯乱した剣士、剣を無闇矢鱈に振り回すが倶利伽羅は鋼鞠の跳躍によって背後に回り、空中に投げ上げた後、再度鋼鞠を踏んで追撃。強烈なサマーソルトをぶちかます。


  • 最終更新:2017-03-26 22:29:41

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