雨堂秋水(うどうしゅうすい)

身長:180cm
体重:70kg

白のアンダーウェアに黒のジャケット。
紺色のジーンズに黒のジャングルブーツのシンプルなファッション。



 自己鍛練に日々を過ごす寡黙な男。一人称は『俺』。筋力、柔軟性、瞬発力において、逆十字の中では万里の次に高い。その上で高い精神力をもち、2、3日ほどなら不眠不休でもポテンシャルをキープできる。彼の能力は、『刃の本質を変化させる』能力。”最小の面積に、最大の力を、最速の速さで『斬る』”。その本質自体を変化させ、剣士でありながら剣士らしからぬ戦闘を展開する。

 ――孤高の剣士、雨堂秋水は雨堂家の次期当主と唄われるほどの実力を秘めていた。実力に加え、代々伝わる妖刀を継承し、その能力を使いこなすことができた。しかし秋水本人は、当主継承に対して実にドライだった。彼の信念はただひとつ。雨堂家の本家にあたる天間家の当主・天間春火を守ることだった。天間家の警護を一手に担っていた雨堂家。その中の随一の剣士である秋水は春火専任の守手に就いていた。当時8歳だった春火は遊びたい盛り。やんちゃな春火は退屈で窮屈な屋敷に閉じ込められているのが辛抱ならず、何度も脱走未遂を犯しては秋水に見付かって阻止されるを繰り返していた。自分の脱走を阻止されていた春火だったが、秋水にだけはなついていた。同じく家の名に縛られる秋水に、なんとなくシンパシーを感じていたのだろう。
 ある日、天間家の分家である雨堂家は謀叛を起こし、家臣や城中の飯使いですらを皆殺しにした。雨堂家の当主。つまりは秋水の父親が起こした反乱だった。火に巻かれながらも、秋水は春火を連れて城を脱出。その際に父親を含め、多くの同胞を殺害。家を捨て、追われる身になる。夜道を忍歩き、人の少ない集落を転々とし、春火を養うために手を汚すことも厭わなかった。逃亡を続ける秋水と春火の間には、もはや本家と分家の隔たりは無く。いつしか本当の兄妹のようになっていた。

 そしてある日、二人は逆さまの十字架に出会った。安寧の楽園。妹の身を何よりも案じる秋水に、拒否する理由はあり得なかった。そして今、春火は逆十字の給仕係を買って出て、秋水は敵地を暗躍する剣士として逆十字に加入。既に逆十字にいたアトリエと友好を深め、万里がそれに続き、綴姫という新しい妹のような存在も現れた。そしてある日、黒衣の少女がやって来た。それを境に、逆十字は大きな戦乱へとその身を投じることになる。

所持品:

・妖刀『朧霞』・・・蜃気楼を打って鍛えられたといわれる乱れ刃の長刀。周りの光を屈折させる能力をもち、刀自体は勿論、その持ち主の姿すら朧気に隠してしまう。
・財布・・・日銭のみ入れられている。
・お弁当
・お泊まりセット(歯ブラシ、タオル)
・非常食・・・干し肉やチーズなど、日持ちが良い食糧。

・静-シズカ-

 鞘から抜かねば斬れる筈のない刃の本質を変化させ、鞘から抜かずに斬撃を繰り出す技。

・扇-オオギ-

 最小の面積を切断する刃の本質を変化させ、一振りで面を切断する技。この技により、一斉に飛来する矢や弾丸を一振りで切断することができる。

・纏-マトイ-

 瞬間にのみ威力を発揮する刃の本質を変化させ、斬撃をその場に留めておく技。固定された斬撃は目に見えず、常に一振りの斬撃を体現し続ける為、自動で反撃する盾として、または罠として設置される。



  • 最終更新:2018-09-04 20:38:34

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