物質光投影構築技術(フォトン・メイカー)

【Another Materials】by 戒闢


 トロピカル・カンパニー随一の異能集団、テクノクラートが中心となって開発した新テクノロジー。EPHDにも使われている光子(フォトン)を物質として瞬時に構築し、物体として投影機(プロジェクター)にして構築機(メイカー)。光子力研究所から得られた光子力の概念を参考し、かつ光子力をベースに考え出された特殊光を物質として投影構築する段階には、時空管理局の魔導技術を盗用してこの技術は確定された。

 素材となるのが光となるため、当然のように質量はゼロであり、光そのものは半無限に存在するため尽きる事は無い。素材となった特殊光(フォトン)モデリングシステムを通じて電子上にて加工、現実空間上に投影。その投影の段階で、その空間上に存在するエーテルに特殊光が干渉し、電子上に設計された図面通りにエーテルが物体として生成される。理論上ではあらゆる物体が、この特殊光によって生成される事が可能とされるが、現状では生成段階が限定されており自由度に難がある。また、素材そのものも質量ゼロで無限に存在するようなものだが、肝心の物質光を投影構築する機械が大型であり、個人運用には適さないとまだまだ技術的問題点が多く存在する。

 和環で開催されたレース『和環SGM』において、飛行移動を可能とするウィッチと他選手との差を埋める為とエンターテイメント性の演出の為にと試作型が持ち込まれ、空中に光のサーキットを生み出した選手・観客問わず目にした者全てを驚愕させ、魅了する新世代アトラクションの先駆けとして注目された。しかし、実際や基地拠点や大型艦艇内部に設置した後防衛装置を任意のタイミング、位置で生成し迎撃する目的での兵器転用を目論む軍関係者からの出資によって開発が成り立っている。



  • 最終更新:2019-03-13 21:06:27

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